口に含む前に香りの特徴を評価します。 正式な日本酒の評価基準では十六項目ありますが、Brew試飲会では六項目に絞ります。
・優雅:代表的な四つの香りを紹介します。フローラル系:花をイメージさせる甘く華やかな香りで、ゼラニウムやローズ、ジャスミン、ラベンダーなどが代表的です。﻿ パウダリーノート:白粉を思わせるほのかに甘くふんわりと優しい香りで、優雅な印象を与えます。 オリエンタル系:エキゾチックで官能的な香りと、フローラルの軽やかさを組み合わせた香りで、大人っぽい印象を与えます。パチュリやイランイラン、サンダルウッドなどが代表的です。 ビターオレンジ(ダイダイ)の花からとれるネロリの香りも優雅な香りとして知られています。柑橘系の爽やかな香りの中に若い芽のような苦みのアクセントが特徴です。
﻿・個性的:代表的な二つの香りを紹介します。エキゾチック系:東洋的でミステリアスな雰囲気を有する香りで、精神を安定させてリラックスしたいときや、瞑想やヨガをするときなどに向いています﻿。 スパイシー調:料理に使われるスパイスの香りとほぼ同じで、刺激を感じるような香りです。
・華やか:甘い果実や花をイメージさせる華やかな香りです。バナナやリンゴ、ライチなどの果物で表現されるフルーティーな香りや、梅の花、アカシア、チューリップなどの花に例えられる香りがあります。﻿
・上立ち香:うわだちかと言います。 器に注いだ際に、飲む前から立ち上がる香りを指します。 上立ち香で感じられる香りは、主に次の4つです。 吟醸香(ぎんじょうか):吟醸酒から感じる甘い果実のような華やかな香り。 原料香:原料のお米に由来する餅や穀物などのふくよかな香り。 熟成香:ドライフルーツやスパイス、カカオや醤油など奥深く広がる熟成した香り。 老香(ひねか):日本酒が劣化した時に生じる香り﻿。
・含み香:日本酒を口に含み、すすりながら鼻から息を出すときに感じられる香りのことです。口中香(こうちゅうか)とも呼ばれます。
﻿・調和:様々な要素の香りがバランス良く感じられること。

お酒について 学んだことを 綴っています

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